チームで病気と闘う
[2020.07.17]
珍しくテレビドラマの話をします。最近までテレビはちっとも面白くなくなってしまっていたので、ほとんど見ていませんでした。ですが1-2週間前から始まった医療系ドラマは今のところ楽しく見られています。
今まで医療系ドラマというと、腕は良いが人格破綻した医者がカッコよく手術するか、さもなくばいかにも人のよさそうな医者がうじうじと思い悩むというものでした(もしくはナースの葛藤もの)。しかし今回はお薬系です。かつて目にしたことがないやつです。
一つは薬剤師さんが、医者の傍若無人なふるまいにもめげず活躍するというものです。見ていて思わず「ごめんなさい」とつぶやいてしまう、過去を懺悔せずには見られないものです(医者でなければ普通に楽しめてちょっぴり感動する話なのでご安心を笑)。もう一つは製薬会社のMRさん(医薬情報提供・営業担当)が、病院での販路の拡大を図りながら社内での業務にも忙殺され、家政婦さんに部屋の片づけをお願いするという話(説明はこれで正しいのでしょうか?楽しいドラマですのでこちらもご安心を笑)。
チーム医療という言葉は皆さんもよく聞くものだと思いますが、話はだいたい患者さん、ナース、医者というところでまとめられてしまいます。しかし実際には薬剤師やMRさん、そして受付や検査技師、病院清掃の人などいろんな人の力が合わさって治療ができるのだなあと、そんなことを考えながら見ていました。桃太郎も一人では鬼退治はできないのですよ。
鬼退治と言えば、もうすぐ3歳になる息子は使い終わったラップの芯で鬼退治をすると息巻いていました。どういうことなのかと思えば、桃太郎の絵本を読んであげるとどこからかその芯を持ってきて握りしめスタンバイ。物語が進んで鬼が出てきた!となった途端、ポカポカポカっと絵本の中の鬼をたたきまくっていました。この場合チームはいらないようです。