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チャリンコで行こう(特に糖尿病の人は)

[2021.07.31]
小さい頃から怖がりで、なかなか自転車に乗れなかったことを覚えています。だって怖いじゃないですか、前後の車輪を棒でつないだだけの自立しない乗り物なんて。絶対転ぶし転んだら痛いし。ということで小学校の高学年になる頃まで練習もしなかったのですが、母親と心優しい友人らがあーでもないこーでもないと言いながら特訓してくれたおかげで晴れて自転車デビューすることができました。 乗り始めたらこれがまあ楽しいのなんの。なぜもっと早く乗れるようにしてくれなかったのかと母親に文句を言うくらい(自分で逃げ回っていたくせに自分勝手な)乗り回すようになりました。それまでの乗れなかった分を取り戻すよう名勢いで、暇さえあれば友人とどこまでも自転車で出かけていました。今でも休日に自転車に乗るとフラフラといろんなところに漕いで行きたい衝動に駆られます。でも行った分だけまた自力で戻らないといけないと考えてしまうのが子どもの頃とは違いますが笑。 最近は趣味と健康を兼ねてサイクリングを楽しむ人が多いようです。また通勤でも自転車を使う人が増えているとも聞きます。自転車の良いところは何といってもエコフレンドリーなところでしょう。電動タイプも数多くありますが、基本的には自分で漕がなければ進みません。では悪いところは?やはり事故でしょう。生身の体のままで体のスピードを出しますし、車と常に隣り合わせで走らなければならないというのはどう考えても危険が大きいと言わざるを得ません。 外来でよく患者さんから、「自転車より歩く方が良いんですよね?でもつい自転車に乗ってしまうのですよ」といった話を聞きます。確かに歩くより確実に早く、省エネルギーで目的地に着きます。だから歩くより悪いのか、というとそんなことはなさそうです。 最近の報告によると、糖尿病患者さんで週に1時間でも2時間でも自転車に乗ることをずっと続けていた人や、途中からでも自転車に乗るようになった人は、まったく乗らない人に比べて2-3割程度死亡率や心血管死が減るそうです。糖尿病は健常の人に比べて若干平均寿命が短くなりますし、糖尿病がもたらす主な病気は心血管病などの動脈硬化性疾患です。つまり自転車が寿命を延ばすということです。事故にさえ遭わなければ・・。 ということで、カローラⅡではなく(古い!笑)チャリンコでどこまでも行きましょう。
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