メニュー

「超」加工食品

[2019.02.14]

先日小学生の子どもとコンビニに立ち寄った時のこと。レジ横のショーケースの「からあげ◯◯」を指さして、「うまいんだよな~」と。私は買ってあげたことがないのに、いつの間にそんな味を覚えて・・。
昔はコンビニで買えるものといえば肉まんとおでんぐらいのものだった気がしますが、今では唐揚げやコロッケから焼き鳥まで様々なものが味わえます。こういったコンビニ惣菜を受け付けない人にとっては、見ただけで胸やけがする代物ですが、化学技術で生み出した味と食感は多くの人の舌を捉えて離さないのでしょう(そしてうちの子も・・)。
こういった総菜や温めればすぐに食べられるような食品、コンビニやスーパーで買えるパン、お菓子、ジュースなど、工業製品のような食品(様々な添加物を使い工場で生産された食品)を超加工食品と呼びます。味や匂い、食感がどれも均一になるように化学的に作り出されており、味覚にはきっと相当悪いのでしょうが、多くの人が予想した通り体にもだいぶ悪いようです。
まず昨年発表された研究によると、超加工食品の摂取が多いと癌が増えるとされていました。これに加え最近の報告によると、超加工食品の摂取が10%増えると死亡率が14%増加するのだそうです。はっきりした原因はわかりませんが、ホルモン的なものへの影響や腸内細菌への影響といったものが一部には影響しているのかもしれません。
これらの研究はフランスで行われたものです。フランス人は何着かしか服を持たないとか、優雅な生活を送っているとか、食育がしっかりしているなんていうイメージを持つ日本人は多く、みんなの憧れの国ですが、そんなフランスにもジャンクフード(フランスだからmalbouffe)を食べる人がいっぱいいるとわかって、ちょっと安心ですね。(ちなみにフランスは子どもの虐待が多いことでも有名な国。)
話を近所のコンビニに戻すと、「そんなものをお前はいつの間に!」と問い質したつもりが、返ってきた返事は「ファ◯チキもかなり旨いぜ」というものでした。どこの国でも一緒のようです。負けないぞ!コンビニめ。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME