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お肉はよく火を通してから

[2017.11.06]

アメリカ大統領が来日し、その動向が注目の的となっています。ゴルフのプレーや、宿泊のホテル、食事をするレストランのことなど事細かに報道されています。特に何を食べるかということについては多くの人が興味を持つことのようで、テレビ番組でもメニューの紹介や、実際に出されたものを食べてみるといったことをやっていました。
一般的なアメリカ人同様に大統領もお肉が好きなようで、ハンバーガーやステーキを食べたそうです。ただ、レアではなく中まで良く火を通して食べるのだそうです。食あたりを防ぐためなのでしょうが、非常に理に適っています。
肉の生食は胃腸炎の原因になります。何年か前に牛レバー(肝臓)の生食の禁止が話題になりましが、何であれ肉の生食は基本的に避けるべきです。動物の腸管や肝臓にはウイルスや細菌が住み着いており、食肉の処理過程で他の部分の肉に付着します。またブタや、最近流行りのジビエ料理で供されるシカやイノシシなど体内には寄生虫や肝炎を起こすウイルスなども住んでいます。これらの微生物は加熱することで死滅させられます。肉やレバーが新鮮かどうかは問題でなく、生で食べるか加熱して食べるかで感染のリスクが大きく変わります。
よく火を通そうとして、食材を焦がすことにならないようにも注意が必要です。焦げには体を害するものが含まれています。近年の研究では、焦げたものの摂取を続けることは動脈硬化や癌に繋がることが報告されています。もっとも肉食自体、あまり体に良くはなさそうですが・・

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