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クリスマスや新年は心筋梗塞に注意

[2018.12.14]

急に冬らしい気候になってきました。ちょっと前まで暑くてぼやいていたのがウソのように寒さが身に沁みます。この時期になると血圧が上がる人も多く、注意して過ごしたいものです。
血圧の上昇とも関連しますが、冬場は脳卒中や心筋梗塞が多くなります。これにはインフルエンザのような感染症も影響することが言われています。
最近発表されたスウェーデンでの研究によると、クリスマスと新年には心筋梗塞が多くなるのだそうです。普段と違う状況になることが多い日ですが、いつも以上の飲酒や人と会ったり寝不足になったりすることが一部には影響するのかもしれません。クリスマスは特にイブの夜に発作を起こす人が多いそうです。サンタさんも余計な贈り物を・・。
普段ではどうかというと、月曜日の朝8時頃に心筋梗塞を起こす人が多いのだそうです。そう聞くと会社勤めの世代かと思ってしまいますが、75歳以上の人に特に多く、また糖尿病の人などに多いのだそうです。
私たちは持って生まれた1日のリズム(概日リズム)に少なからず影響されていることが、近年の研究で明らかにされてきています。ただそれだけでなく、自分たちが勝手に決めた曜日(1週間という単位)や祝祭日にも影響を受けながら生きているということなのでしょう。リタイヤされた方が日常をよく「サンデー(Sunday)毎日」と表現されますが、実際には「ブルーマンデー(Blue Monday)」の呪縛からはなかなか逃れられないものなのかもしれません。
これから年末年始にかけて、楽しい時期ですが少し注意が必要です。あまりに高額なプレゼントやお年玉をおじいちゃんおばあちゃんにねだると、文字通り懐が痛むことがあることをお忘れなく。

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