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スポーツドリンク

[2017.07.11]

毎日暑いですね。なんていう言葉では足りないほど近年の夏の暑さは厳しくなっています。特に街中はアスファルトやビルからの照り返しや、自動車の排気、エアコンを使うことによる熱の放出などにより尋常でない暑さを感じます。また湿度が非常に高いことも相まって、不快感も非常に強いものになっています。少し外を歩いただけでも汗が噴き出してきます。ましてやこの環境下で運動するとなると、体の水分は早いスピードで失われていきます。
屋外、屋内に関わらず運動するのであれば、途中で飲めるように十分な飲料をあらかじめ確保しておくことが大切です。30分程度の短時間なものであれば水で十分ですが、それより長くなるのであればスポーツドリンクも一緒に摂ることが勧められます。ある程度の糖分と塩分が摂取できることが大事で、自分が飲みやすいと感じる風味のものを知っておくと便利です。熱中症予防のためにと無理やり大量に飲む人もいますが、飲み過ぎはやはり体の負担となります。水分の過剰摂取は、水分不足と同様に運動のパフォーマンスを落としたり、体調不良を起こしたりする可能性があります。運動の前後で体重の変化が±2%以内にとどめることが目安になります。
この時期は特にスポーツドリンクの宣伝を目にするようになります。通勤通学や入浴などでかいた汗をスポーツドリンクで補いましょうというメッセージが伝わってきますが、日常生活のレベルであればそんな必要は一切ないでしょう。普通に食事がとれている状況であれば水分の補給だけ、つまり水で十分です。スポーツドリンクを含め多くの清涼飲料は、少し甘みがあり飲み口が良いため癖になってしましがちです。しかし近年水代わりにそのようなドリンク類を飲んでいたという人たちが、秋頃に糖尿病を発症または悪化させ受診するケースが目につくようになっています。
スポーツドリンクやビタミン飲料などは健康的なイメージがありますが、それはメーカーが売るために創り出しているものです。飲むことで健康になるということは実際にはないでしょうし、多すぎればその逆の可能性があります。購入する時にはまずはラベルを見て、何がどのくらい入っているのか確認しましょう。状況によって何を飲むべきかということを考えて選べると良いですね。

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