メニュー

ミネラルと病気

[2017.09.08]

食品からのマグネシウム摂取が多い人は狭心症や心筋梗塞になりにくい、という日本人を対象にした研究結果が発表されていました。同じような結果は海外での調査でも報告されています。マグネシウムは大豆製品や魚介類などに多く含まれているものがあり、日本人にとってはなじみの食品に多いと言えます。が、納豆、がんもどき、貝類、桜エビなどと言われても普段はあまり口にしない人が多いのではないでしょうか。今の日本では、このあたりの食品はみんな知ってはいるけどそれほど食べはしないというところなのかもしれません。
マグネシウムは糖尿病や高血圧とも関係しています。マグネシウムの摂取が多いほど血糖値は下がり、血圧も低下するという研究結果が今までにいくつも報告されています。血圧に関してはマグネシウムのサプリメントでも効果があったという報告がありますが、ほとんどのものは食品からの摂取でその効果が確認されています。
糖尿病や高血圧は心臓病に直結する病気なので、マグネシウムの心臓病に対する効果は血糖値や血圧を安定させるためなのかもしれません。またこれとは別に直接的な作用の存在も考えられます。
カリウムもまた、食品からの摂取量が多いと血圧は下がります。カルシウムも食品からの摂取が多いと体重減少に貢献するというデータがあります。これらはサプリでは効果はなさそうです。
食品の何にミネラルがどのくらい含まれている、なんてことを毎食気にして食事するのは大変で疲れてしまいます。でもサプリでどうにかしようと思う前に(たぶんどうにかならない)、ご飯とじゃが芋と肉だけというメニューばかり選ばないようにしてみることから始めましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME