メニュー

ランドセル ぼちぼちやめませんか?

[2021.11.11]
4歳の息子が「今日保育園でケータイ作ったよ!」と帰ってきました。どんなものかと早速見せてもらうと・・・これは! 糸電話!!

今の子どもたちは固定電話などあまり見ないだろうし、確かに糸電話は持ち運びできるし。そもそも糸電話自体が元祖携帯電話と言えるのかも、なんてことを思いながらその懐かしい工作でしばらく遊びました。今でもあるんですね、呼び方は違うけど。

子どもの遊びはテレビゲームが不動の地位を確立しており、その空き時間に動画視聴をするという親からすると最悪な状況ですが、パズルなど置いておけば一生懸命格闘していますし、トランプや将棋も大好きです。悩み考える遊びというのは、いつの時代の子どもにも楽しいものなのでしょう。

子どもにまつわる変わらないものと言えば、そう、ランドセルです。と言っても私が育った田舎の学校ではランドセルは採用されておらず、ランドセル=転校生、とう目印程度のものでした。でかくて重くて使いにくくてカッコ悪い、と子どもながらに思っていたのですが、上の子が使い始めた時に、その印象は正しいのだなと実感しました。成長期であれだけ体格が変わるのに、1年生から6年生まで同じものを使わせるという発想がまず間違っている気がします。重さも1.0~1.3㎏のものが一般的なようですが、そんなもの大人でも持ちたくありません。ことに低学年の子どもにはさぞかし重いでしょう。そこにさらに教科書など詰め込むのですから。

小学生や中学生の多くの子どもが、通学カバンが重いことでの疲労感、首や背中などの痛みを感じています。二宮金次郎のように薪を背負って鍛錬せいっ!、なんてことを言いたくなる人もいるかもしれませんが、あの銅像(全てではありませんが)のように首が前に出てしまう歩き方は良くないようです。実際のところ重すぎる通学カバンは、子どもたちの頸椎の並びに良からぬ変形を与えることが示されています。長年続く、毎日のことですからね、通学は。

10-14歳の子どもであれば、男子なら体重の8%以下、女子なら4%以下にすべきと言われています。10歳というと男女とも平均的には33㎏程度ですから男子で2.5㎏以下、女子なら1.3㎏以下にすべきとなります。ね、ランドセルはやめておいた方が良さそうでしょ。

もう一つ、教科書や道具類などを学校に置きっぱなしにする、いわゆる「置き勉」も大切なのだと思います。日々の持ち運びは最小限にし、足取り軽く学校に通ってもらいましょうよ、子どもたちには。

私は小学校の頃のことは良く覚えていませんが(家から学校がすぐ近くだった)、中学の頃はカバンをできるだけ薄くすることに心血を注いでいました(時代だなー笑)。もちろん中にはほとんどものは入りません。高校生になると、お弁当だけをカバンに入れて通学するようになり、教科書はロッカーで奇麗なまま保存するという技術に磨きをかけていたことを、今こうして記事を書いているうちに思い出しました。先生ごめんなさい。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME