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健康番組の意味とは?

[2017.03.21]

いまだ見たことはないですがNHKの「ガッテン!」なる健康番組について、いろいろ取り沙汰されていました。かつて「ためしてガッテン」という番組名だった時も、何か問題になった覚えがありますし、それを言ったら他の局でも健康番組の衣を着せてひどいことをやっていたものはたくさんありました(その結果番組やコーナーが休止になったものもいくつもあるはずです)。
今回のNHKのものは違いますが、そのほかの多くは何か一つの食材や料理がダイエットや健康に効果的であるとされるものでした。その放送が終わると同時にスーパーでは、取り上げられた食材が飛ぶように売れ、またスーパーの方でもそれを利用してより多くを売ろうという構図が出来上がっていました。健康問題に発展するものもありましたが、そうでなければ一時のブームとしてすぐに忘れ去られるということを、今でもまだ繰り返しています。一つの食材や料理がそんなに体に良いことをしてくれるなんて期待してはダメ、という識者の見解もむなしく・・。まあ大抵はその前にみんな飽きるのでしょうが。
今でもテレビの健康番組はたくさんあります。若者がテレビを見なくなった今、テレビを見ている世代を強烈に引き付ける数少ないネタの一つなのでしょう。しかし健康番組で健康になるのかどうかは疑問が残るところです。もちろん有意義な情報もあることでしょうし、何かを知ったことで生活習慣が改まったとか血圧を測るようになったとかいうこともあるかもしれません。しかし鵜呑みにしたことで健康を害した人も実際にいますし、また多くの人は無駄な出費が増えることになります。振り回されることなく、ただ純粋なエンターテイメントと割り切って楽しめるなら、毒にも薬にもならないとしてもそれはそれでよいのでしょう。たかがテレビです。
ところで近年は動かない生活がメタボやフレイル(虚弱)に関係するのでは、ということが危惧されるようになっています。いろいろなデータが出されており、まだまだ定まったところではないものの、運動習慣があるということはたとえじっとしていることが多い人でも一定の効果があるようです。同じじっとしている生活でも、その時に何をしているかということでも、結末は変わるようです。仕事や読書ではさほど悪いことはなさそうなのですが、テレビを見ている時間が長くなるとメタボやフレイル、物忘れといったリスクが高くなるようです。
テレビの前であれこれ健康番組を探してみているより、楽しく体を動かした方が間違いなく良いことがありますよ!

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