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時差Bizと健康

[2018.07.10]

東京都では通勤電車の混雑を緩和しようということで時差Bizというキャンペーンを行っています。これは企業の協力のもと、通勤時間(つまりは勤務時間)を前後にずらすことを推奨するものです。好き好んで混雑した電車に乗る人は少ないでしょうから、多くの人にとって悪い話ではなさそうです。
ただ問題がないわけでもないでしょう。会社全体で始業・就業を前倒しもしくは後ろ倒しすれば良いですが、早く来る人と遅く来る人(遅くまで勤務する人)が混在するようになると、空調や照明を長時間使用しなければならなくなりエコではなくなります。
健康面から言うと、早い時間に出勤するようにした場合、変えてからしばらくは睡眠不足に陥ることが予想されます。上司がもし睡眠不足になったとしたら、機嫌が悪くて当たられる恐れがあります。それだけならまだしも(それも十分嫌ですが)、実はサマータイムに移行した当日に心筋梗塞の発症が増えるということが海外の研究で明らかにされています。睡眠不足はそれ以外にも判断ミス、過食からの肥満、交通事故といったことにも関係してきます。生活のリズムや睡眠時間が1-2時間変わるだけでも、体には想像以上の負担がかかるようです。
早朝出勤に切り替えた時(遅くしていた出勤を通常時間に戻す時も)には、特に数日から1週間はしっかり眠れるようにし、体調の変化に注意してください。ストレスがかかるような大きな仕事は入れず、忙しくならないようにしておくのも手です。どんなに仕事が好きでも、時差Bizに身も心もささげる必要はありません。
上司や気になる人が早朝出勤に移行した時には・・・しばらくは不用意に近づかないことです。

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