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最強の健康本は本当に最強?

[2018.06.21]

紙の本や雑誌は衰退していくと言われ始めて久しいですが、今でも書店に行くと多くの人でにぎわっています。確かに近年閉店した書店や廃刊になった雑誌などいくつもありますが、私を含め紙の本が好きな人はまだまだ多いようです。
健康法や食事法についての本で話題になるものというのは、➀権威ある人が書いた(または権威ある人たちにインタビューした)➁成功している人の健康法をまねる➂ストレッチや体のどこかを揉む➃独自の(大抵はハチャメチャな)理論を展開する、のいずれかに当てはまるものが多いようです。

権威ある人が自分の専門分野を延々と綴ったものは、おそらくは深い洞察に富み情報も正しいものだと推測されます。ただ多くの読者にとっては難解で退屈な割に、有用な情報が少ないと感じるかもしれません。権威ある人が自分と違う分野のことを書いている場合には、ただの権威付けのために名前を貸しているという(別のライターが書いたりして)可能性も低くなさそうです。
私は健康的な生活習慣という点では困ることはないため、この手の本を購入することも読んだこともないのですが、「最強の~」なる健康法を権威とされる人々に聞きまくった本が話題になっているようです。ただ本の紹介文や書評などから推測すると、(権威ある人のダブルチェック、トリプルチェックが売りのようですが)結局は権威ある人同士の遠慮が出てしまい、玉石混交の一冊が出来上がってしまっているようです。
「世界一シンプルな~」という本は(やはり読んではいませんが)、著者が他で語っている内容などから推測すると、おそらくは正しい内容になっていると思われます。
ビジネスやスポーツなどで成功している人の生活習慣を真似しても、その人になることはできません。おそらくはバターコーヒーを飲んでも仕事ができるようなることはなく、もちろん健康にもなりません。
ストレッチはいいですね。でも体のどこかが柔らかくなるとか、どこかを揉むといったことで健康になることはないでしょう。”もう薬はいらない”とか”この体操さえしていれば健康”といったものには最初から手を出さないのが賢明です。言うまでもありませんが、玉ねぎや納豆といった単一の食品が薬のように効くということはありません。
どんなものを試すのも結構ですが、長続きしないとあまり意味は成しません。そういった意味では食事も運動も楽しく続けられるものが、結局のところ体に一番効いてくるのでしょうね。

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