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炭酸の誘惑

[2017.03.15]

炭酸飲料は好き嫌いが分かれるところですが、嫌いな人より好きな人、少なくとも嫌いではないという人の方が多いのでしょう。あの独特の「シュワッ」とした感じが病みつきという人もたくさんいます。なんの味もないただの炭酸水を好む人もいますが、多くの人は甘さや風味のついたいわゆるソーダのようなものを飲むことが多いことでしょう。代表的なものはコーラですが、コンビニのドリンクケースにはありとあらゆる炭酸のジュースが置いてあり、中には炭酸のエナジードリンクもあります。
世界では肥満や糖尿病の蔓延に一因として、このようなソーダの大量消費が問題視されています。欧米のいくつかの地域ではソーダ税なるものを導入することで価格を上げ、消費量を抑えることに取り組んでいます。その甲斐あってか(もちろん要因はそれだけではないのでしょうが)アメリカではついにミネラルウォーターの消費量が炭酸飲料を抜いたのだそうです。
日本では炭酸飲料の消費量は右肩上がりで、まだまだミネラルウォーターに追いつかれることはなさそうです。ただ日本では水道水が飲める(実際に飲む人がどのくらいいるのかは知りませんが)のと、緑茶飲料(大半が無糖)の消費量も多いという特徴はあります。その一方でコーヒー飲料の消費量も多く、炭酸と併せてドリンクからの糖分の摂取は多いことが予想されます。
炭酸だけが悪者ではないのでしょうが、味覚や感覚に影響を与えることから結果的に糖分の摂取量を増やしてしまっていることは言えそうです。何を飲むのも自由ですが、買う前にその1本の中に何がどれくらい入っているのかちょっと見てみるのは大切なことだと思います。

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