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眠気とあくび

[2018.07.27]

「会議中に眠くなった人がいたら、それを感知して室温を下げたり照明を明るくしたりして覚醒させる」システムをある企業が開発中なのだそうです。・・・大きなお世話ですね。寝落ちする瞬間のあの心地よさが奪われるとは。だいたい眠気を催すような会議を続けることにどれほどの意味があるというのでしょう。ただの電気の無駄遣いのような気がしますが・・・。
冗談はさておき、眠気をどのように感知するのかというと、瞼の動きをモニターするのだそうです。この方法以外にも、例えば運転中の眠気感知には心拍数をモニターする方法もあります。会議で寝てしまうことが(出世の命取りになるとしても)人命を危機に曝すことはないでしょうが、絶対に寝てはいけない職務(各種乗り物の運転手、プールの監視員、手術中の外科医など)についている人の眠気を確実・簡便に察知するシステムは非常に有用です(ついでに電気をビリビリと流してあげるとか)。
通常私たちが人を「眠そう」と思うのは、あくびを連発している、瞼が下がっている、体がポカポカしている(赤ちゃんなど)、といったことからの判断によります。しかしあくびは必ずしも眠気だけを表すものではありません。
子どもに「あくびは脳に酸素が足りないからするんだよね?」と聞かれて「違うよ」と答えたものの、「じゃ、なんで?」と突っ込まれると「・・・」一言では説明できません。実際のところなぜあくびをするのか、なぜあくびが伝染する必要があるのかといったことなど、詳しくはわかっていません。おそらくあくびをする目的はいろいろあって、その状況によって意味が違ってくるのでしょう。
あくびには自発性のものと伝染性のものとがあり、自発性のものは母親のおなかの中にいる赤ちゃんの時から始まっています。眠い時や退屈な時には確かにあくびの回数は増えますが、緊張を強いられるような場面でも出てしまうことがあります。また人のあくびを見てついあくびをしてしまうのは意図的なものではなく、共感するという社会生活を送る上で大切な能力のたまものだと考えられます。またこういったあくびについての文章を読んでいるだけでもあくびは増えるのだそうです。つまりあくびイコール眠気とは必ずしもならなず、ましてやましてや誰かを侮蔑する意図など毛頭ない場合が大半です。ですので授業中や講演会、会議中にあくびをしたからといって叱責してはいけません。人間だけでないいろんな生き物がする生理的動作の一つ(くしゃみやまばたきみたいなもの)と温かい目で見守ってあげましょう。もっとも、多くの人があくびを連発するようなら、そんなものを提供した主催者側が反省すべきなのでしょう(すでに多くの人が頭を垂れるか席を離れているでしょうが)。
もちろん朝から晩まで眠気が取れず、あくびばかりしているということではいけません。きちんと睡眠時間を確保し、夜眠る時には快適な空調と静寂で真っ暗な環境を用意しましょう。昼食後に眠気があれば、30分を超えない程度に昼寝をすると、その後の作業効率が高まりミスも減ります。もしいびきや無呼吸があるようなら、きちんと診断を受け治療することをお勧めします。

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