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認知症は防げる(全てではないけれど)

[2017.08.17]

認知症にはなりたくない、とおっしゃる患者さんはたくさんいます。特に高齢になってきて認知症が身近な問題となってくるとなおさらです。
以前は認知症というと不可避なイメージがありましたが、最近では生活習慣と大きく結びついていることがわかってきています。
若いうちにはきちんと教育を受けることが重要です。実はこれも将来的な認知症のリスクに関係します。
その後中年期までの間で重要なのは難聴、高血圧、肥満とされます。難聴は近年認知機能の低下と関係していることがわかってきており、放置するのはもったいないことです。
その後の人生でもできることはいくつもあります。それは喫煙、うつ病、身体活動の低下、社会的孤立、糖尿病に対してきちんと対処することです。もう年だから仕方ないよ、などと言っていてはいけません。少しの労力と周囲の手助けがあればこれらのことは大方対応できます。
これらのことをすべて対処することで、認知症の35%は防げるのだそうです。そういった目で年齢にかかわらず生活習慣を見直してみることも大事なことのようです。

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