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野菜と果物

[2016.09.15]

昨今テレビでは毎日のように健康番組を放送しています。また情報番組や雑誌にも頻繁に健康に良いとする食べ物のことが取り上げられています。こういった情報は集め出すときりがありません。言われるままに毎日いろいろ食べなければ、と頑張るといつしか食べすぎることになり、逆に健康を害することにもなりかねません。今の日本では食べ過ぎが原因で病気になっている人がたくさんいるのですからね。
それでも野菜や果物はたくさん食べると脳卒中や心臓の病気が減ると報告されています。何か一つのものを食べたら健康になる、ということはないので、あれこれとこだわり過ぎる必要はありません。季節のものを中心に(今はどの季節でもスーパーの品揃えはあまり変わらないですが)気軽にいろいろ食べたら良いと思います。強いて言うなら生で食べられる野菜や果物が良さそうです。
実は野菜や果物の食べる量には社会的な影響があると言われます。これらの消費量と家庭の収入の関係を見た研究によると、所得が上がるにつれ野菜や果物の食べる量が増えることがわかっています。野菜や果物は栽培や輸送にコストがかかるため、加工された食品(インスタントなものや菓子パンなど)に比べてカロリー的に割高であることなどが影響していると考えられます。
野菜や果物へ補助金を出すことや税金を減らすことなど、行政がすべきことはもちろんあります。ですがこのようなことを知っておいて、考えながら食品を選んでいくこともまた大切なのでしょう。
産経新聞【健康カフェ】49回でこのあたりのことを取り上げました。
http://www.sankei.com/life/news/160913/lif1609130013-n1.html

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