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野菜はどのくらい食べるべき?

[2017.12.06]

何となく野菜たくさんを食べた方が良いのだろうと感じている人は多いでしょう。しかし実際に毎日たくさん野菜を食べていると自信を持って言い切れる人は、そう多くはないかもしれません。ましてや毎食野菜を欠かさないということになると、かなり難しいものになりそうです。
現在厚労省などが推奨している野菜の摂取量は1日350gとされています。これは生で食べられる野菜だけでなく根菜類も含めての話のようです。この350gという数字には、たいした科学的根拠がないという批判もあります(350g以上食べる人は長生きだとか癌が少ないといった科学的データが存在しないという意味で)。おそらくビタミンやミネラルの必要量から計算してこのような値を設定したのでしょう。
野菜を多く食べる人の方が糖尿病や心血管病、大腸癌などが少ないというデータは海外にいくつも存在します。糖尿病や高血圧に関しては、特に生野菜の摂取量が多いことが有益なようです。野菜の種類も多い方が良いというデータですので、季節によって安くなるものをいろいろ取り合わせると良さそうです。
野菜をたくさん食べるとなると、味付けするために塩分の摂取量が多くなるから元も子もない、と考える人もいるようです。そんなに気になる人はそのままどうぞ!しかしアオムシでない普通の人は、味付けのない野菜などたくさんは食べられないですし、すぐに飽きてしまいます。塩分摂取量はもちろん多くなり過ぎないよう気にするべきですが、生の野菜(や果物)に含まれるカリウムはある程度塩分(ナトリウム)の悪影響を緩和してくれます。漬物のようなものにこの効果を期待するのは難しいでしょうが、サラダにドレッシングをかけることに後ろめたさを感じる必要はないでしょう。ついでにオイルと一緒に野菜を食べると脂溶性ビタミンの吸収は高まるとされます。
毎日野菜の重さを計って食べるほど、私たちは暇ではありません。350gという数字にそれほど囚われる必要はないでしょう。できる限り食事のたびに葉物の野菜や茹で野菜を付け合せることを心がけるというあたりが、たいしたストレスを感じることもなく続けやすいのではないでしょうか。

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