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音楽とともに長生きしてね

[2023.04.07]
アン・サリー(Ann Sally)さんのライブに始めて行きました。20年来のファンなのですが、今までライブに行く機会には恵まれなかったのです。それがブルーノートで1日だけ出演している日があり、たまたま時間が空いていたため、誰にも言わずこっそり行ってきました笑。
ご存知の方も多いとは思いますが、実は同業者なんですよ・・・あ、歌う方がじゃなくてね。研修医の頃に、好きな音楽の話を先輩としていたら、「あ、その人同じ大学だったよ」(=今は医者)と言われ、驚いたことを覚えています。と、言っても病院でお会いしたことはありませんが・・。そんなわけで曲と曲の合間のトークも病気ネタがちらほらと混ぜ込まれていました。歌はもちろん素晴らしく、全体としてはのほほんとした癒しの時間でした。
そう、音楽は癒しを与えてくれます。音楽を聴くと長生きするかどうかはともかく、心豊かな時間が増えることは間違いありません。病気の治療においても、音楽を聴くことや楽器を演奏することがいくらか役に立つことが言われています。
しかし統計的に見ると、ミュージシャンは寿命が短くなります。音楽や楽器演奏は癒しのはずなのに・・おそらく趣味にしておくか職業にするかで状況がかなり変わってくるのでしょう。ジャンル別でも寿命が異なるということも言われますが、大きくは個人の行動に依拠しているものだと思います(音楽=生き様だというジャンルもあるようですが)。
練習やレコーディング、ライブで肉体的にもハードでしょうし、売れなければいけないというプレッシャーも相当なものだと推測されます。ただ、本来期待される寿命を全うできない大きな要因は、おそらく飲酒、喫煙、ドラッグ、自傷行為といったものだと考えられます。つまり、長生きしたいから音楽はあきらめる、という必要はないのでしょう。周りに流されて酒、たばこ、ドラッグにはまらない、調子が悪ければメンタルクリニックを受診する、たくさん体を動かしてしっかり眠る、といった普通の人がやっていることを心がければ長寿なミュージシャンの出来上がりです。常々思うのですが、アーチストは長生きした方が絶対に得ではないでしょうか。それだけ創作時間が増えますし、残せる作品も増えることでしょう。ちなみにボブ・ディランは若いうちから天国のドアをたたいたりしていますが、81歳の現在もバリバリの現役です。さすがです。
朝の公園で、スムージー片手にヨガをするラッパーとか、その横をジョギングするパンクロッカーとか、なんかカッコいいじゃないですか。老いぼれるまでロックしようぜ チェゲラっ! (投げやりに終わってすみません)
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