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女性はすごい!

[2018.04.06]

相撲の地方巡業での出来事が巷をにぎわせています。アナウンスに対する批判は方々でされている通りだと思いますのでここで繰り返す必要はないでしょう。ただ文科省傘下の団体が、いまだに女性蔑視に根差した「伝統」を後生大事に掲げ続けることには相当な違和感を覚えます。
ニュースで動画を見ましたが、ただただ手をこまねいて見ているだけの男性陣を押しのけて、すぐに救命処置に取り掛かったあの女性行動は素晴らしいものがあります。こんな時男性はたいてい何の役にも立ちません。後から上がっていった女性たちも、何かできることをしようという思いで立ち上がったのでしょう。ああいった場面ですぐさま行動するには、それなりの覚悟と勇気がいるはずです。見習いたいものです。
男女のいわれなき差別はなくすべきですが、生物学的に男女に違いがあることは間違いありません。ただこれも近年、その境界線はどんどん曖昧になってきています。今や男性の体に生まれても授乳ができる時代になっています。そのうちに男性の体から出産ということもできるようになるのかもしれません。
男女の違いが顕著にみられるのは寿命です。世界のほとんどの地域で女性の方が男性よりも長生きします。これには文化的、性格的な違いが少なからず影響していると考えられています。多くの社会では男性の方がリスクを好むと言われています(狩猟や戦闘に始まり危険運転、多量飲酒などなど)。また男性優位にできている社会が多く、これも影響していることが言われることがあります。しかし女性優位の文化を持つ種族も当然あり、しかしだからといって女性が短命ということもないようです。
女性が男性より生きられることは、生物学的な違いからきているのではないかということが最近の研究で言われています。近代にあった飢饉や紛争などで記録が残っているものを複数解析した研究があります。こういった極限状態にあっても、女性の方が生存率が高いことが示されています。特に乳幼児で女性の方が男性より生存率が高いことが、生物学的な違いを示唆しています。
そう、女性はすごいのです。こんなことは書かれるまでもなく、痛感、いや実感している男性は多いでしょうが・・

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