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欠勤を増やす生活習慣とは

[2018.11.13]

仕事は急には休みにくいものですが、それでも体調が悪く休まなければならない時は誰しもあります。インフルエンザのような強力な感染力を持つものは休まないといけませんし、嘔吐下痢で会社にいられないということもあるでしょう。
個人経営であったり非常に特殊な技能を持ったりしている人は、休むのにとても勇気がいるでしょう。組織が大きくなってくると、一人一人の仕事の忙しさは変わらないとしても、欠勤の損失は埋めやすいかもしれません。自分がいなければ!と思っている人は多いようですが、いなければいないで意外とどうにかなっているものです(試しに休んでみると良いかもしれません。自分の存在の儚さに愕然とするか、はたまた気楽になれるかはその人次第ですが)。
欠勤するのはたまたま病気になったり怪我をしたりといった、偶然の産物だと考えるものです。しかし実は欠勤の多寡と生活習慣は関連しています。最近欧州の国々で行われた研究によると、欠勤の理由として最も多いのは関節痛や筋肉痛といった筋骨格系の問題で、以下抑うつ、事故・怪我といった順になっています。そして肥満・運動不足は筋骨格系の問題と関係しており、過量飲酒・喫煙・運動不足・肥満は抑うつと、また過量飲酒・肥満・喫煙は事故や怪我と関連していました。ちなみに呼吸器系の問題には運動不足と喫煙が関係していました。
運悪く病気に罹ったり事故に遭ったり怪我をしているようでも、生活習慣がその原因の一部を作り出している可能性があるということです。それが欠勤に結びつき、結果的に個人の給料や会社の利益を落としてしまうのですから、少しもったいない気がします。
もちろん調子が悪くなってしまったら休んでいいのですよ。しっかり休んで、またその分を取り戻せばいいじゃないですか。でもその時に生活習慣を見直してみることもお忘れなく。
財務大臣によると、不摂生で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が払うのは”あほらしい”そうです。喫煙者であるそんな彼が病気なっても健康保険は使えますし、何日か欠勤しても国庫から支払われる給料は変わらないので安心ですね、大臣。

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