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甲状腺と体調

[2017.07.31]

甲状腺という言葉は聞いたことがある人が多いと思います。喉ぼとけの下の方に左右に分かれて存在しますが、普通は自分で触ってもわからないものです。甲状腺は脳からの指令を受け、甲状腺ホルモンを作り、放出しています。このホルモンは代謝に関係するもので、元気の素と言えるようなものです。普段はある程度甲状腺ホルモンが体を巡っており、特に何も感じることなく私たちは暮らしています。
甲状腺ホルモンが何らかの理由で増えすぎる、または減りすぎると多くの場合で不調を感じることがあります。その時の症状は人や状況によって様々です。増えすぎている場合には動悸、食べているけど痩せてくる、落ち着かないといった症状です。逆に減りすぎた時にはパツパツとしたむくみ感、やる気が起きない、しゃべりにくさや脈がゆっくりになるといった症状です。
と書きましたが、実際には患者さん本人がそれと気づいて受診するということは稀です。何となく感じる体調不良でいくつか病院を受診し、医師も甲状腺の病気とは気づかず放置されていることが少なからずあります。肝機能障害やコレステロールの異常も出てくることが多いのですが、そちらの検査や治療だけで様子を見られていることもあります。
もし思い当たるようなことがあれば、一度医師に相談してみると良いでしょう。

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