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糖尿病について考える日

[2017.11.14]

今日11月14日は「世界糖尿病デー」です。糖尿病について知り、考えましょうという日で、WHOが主導し各国で様々な催しが行われます。
糖尿病患者は世界で4億人を超えており、日本でも1千万人いるとされます。世界的にはひと昔前までは多発する飢饉が問題でしたが(もちろん今もないわけではないですが)、今では肥満や糖尿病の爆発的な増加が大きな問題となっています。
糖尿病が問題と言われても、多くの人には特に困るような症状もなく、ピンとこないかもしれません。糖尿病の合併症で問題となるものは視力が落ちる、腎臓の機能が落ちる、手足の感覚異常、といったものがあります。日本のように病院に受診しやすく、多くの人が病気についていろいろ知っている国では少なくなっていますが、糖尿病から失明する人、腎不全で亡くなる人、足を切断する人が世界には現実にたくさんいます。
また糖尿病は脳梗塞や狭心症・心筋梗塞を起こしやすくします。日本はもともと脳卒中が多い国ですが、近年は心臓の病気も増えてきています。
こういったことは寿命を縮める可能性があります。また病気を抱えて生きていく時間が長くなり、生活の質が下がってしまいます。働き盛りのうちに病気になれば労働力としての人材を失うことになりますし、医療費もかかるため経済的にも痛手です。
糖尿病であるかどうかは簡単に調べることができます。長年健診など受けていないという人や、血糖値の異常を言われたけど放置している人、治療を受けていたけどやめてしまった人など、こんな機会にぜひ受診してみてください。しばらく血糖値が高い状態が続いてしまっていたとしても、治療を始めると必ず良い方向に向かいますよ。

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