メニュー

虫刺され

[2017.06.27]

週末に友人の家族らと大勢で高原に遊びに行きました。大人も子どもも混ざってサッカーをしたりバーベキューをしたりと楽しく過ごしました。翌朝になってみると多くの大人に、足を中心に虫刺されがひどく残っており、中には足がパンパンに腫れてしまった人もいました。蚊もたくさんいましたが、おそらくは蚋(ブヨ、ブユ)にいっぱい刺されてしまったようです。
蚋は渓流に近い山野などに生息しているハエに似た生き物で、春から秋まで活発に活動しています。吸血性の虫で、刺されてから半日ほどで腫れて痒みが強く出ます。ステロイドなどの軟膏で症状は軽減しますが、中には発熱と痛みで数日苦しむ人もいます。今回は自然の中を短パンで長時間過ごしてしまったため、このようなことになってしまったようです。長ズボンや虫よけスプレーをしっかり使って難を逃れた人もいましたが・・。
蚋に刺されて死に至ることはまずありませんが、マダニは気を付けなくてはなりません。これも山野にいて、人などの動物にくっついて吸血します。痛くも痒くもないため気づかずにいると、数日間吸血し続けます。咬まれたことに気づいたら皮膚科で診てもらい、まだマダニが付いているようなら取り除いてもらいます。問題はある種の細菌やウイルスをもたらすことがあることです。咬まれてから1週間前後かそれ以降に皮疹が出たり、発熱と体調不良が出現したりという場合にはすぐに病院に行く必要があります。最近もご高齢の方がこのために亡くなられたことが報道されています。
虫よけの対策としては、やはり虫を皮膚に寄せ付けないことが一番です。特に山野に分け入る時は夏でも長袖長ズボンに帽子、手袋が必要です。首回りも隠れるようにします。虫よけスプレーもある程度効果的なので、併用すると良いでしょう。戻ったら特にマダニに咬まれていないかなど、虫刺されの痕をチェックします。またマダニがいそうなところに行った後はその後の衣服の扱いも注意した方が良いそうです。玄関先で着替え、衣服についているかもしれないマダニなどを家の中に持ち込まないよう注意しましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME