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院長ブログ

「朝ご飯」で痩せるわけではない(2019.02.05更新)

特に若い世代で朝食を食べない人が多いのだとしばらく前より言われるようになりました。全く食べないという人もいますし、ドリンクや栄養剤だけという人も少なくないようです。朝食を食べることは健康的なこと、というイメージが強いですが、20-30代の仕事も遊びも忙しい人たちはそんなことを気にしてはいないのかもしれません。
なぜ朝食を食べるべきというのでしょうか。インターネットで朝食を食べる理由を見てみると、朝ご飯を食べないとブドウ糖が枯渇するので頭が働かないというようなことが書いてあります。実際には枯渇して低血糖を起こすようなことはまずありませんし、朝に糖質を摂取しない人も普通に働いています。
それでも子どもは朝ご飯を食べた方が良いことは間違いなさそうです。子どもは成長のための栄養が必要であり、元気に遊ぶ必要があります。朝食を食べることで集中力や記銘力が上がることも言われており、学校で朝食を出すようにしたところ、成績が上がったという報告もあります。糖質含めエネルギーが摂取できることが大切なのでしょう。何でもいいからまずは何かしら食べる習慣を身に着けると良い思いますが、成長期であることを考えるとできれば蛋白質や野菜も。
大人ではどうか。朝食をきちんと食べる習慣があるという人は、食べる内容や、それ以外の生活習慣にも気を使っているという可能性があります。そのため観察研究では朝食の摂取が肥満を減らすということが示されています。しかし朝食を食べる群と食べない群とに分けてデータを取っていくと、朝食を食べる人の方が1日の総摂取カロリーは多くなり、体重も増える方向になります。こういった研究は長くても4か月程度までのものなので、長期的にどのような結果になるかはわかりません。しかし体重が多いことに悩んでいるのであれば、朝食を食べるようにするというだけでは不十分(もしくは逆効果)となる可能性が高くなります。
ヒトを含め動物にはサーカディアンリズム(概日リズム)があり、ヒトは昼行性のリズムを持っています。今までの研究によると朝昼にしっかり食べ、夕食は軽めにして、昼間にしっかり身体を動かすことが健康的な体重の維持に有利であるとされます。・・・わかっているよ、という声が聞こえてきそうです。わかっているけどできっこない、と。でもほんとはやるかやらないか、の問題かもしれませんよ。

そう思いながらも、ふと我が子(小学生)の朝食の様子を見てみたら、小鳥がついばむ程度に食べて「もうお腹いっぱい」ですって。そんなんじゃお昼までもたないんじゃないかと聞いたら、「その方が給食でいっぱいおかわりできるから」と。頼む!やめてくれ。

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